ソングサイクル・ミュージカル

「春はあけぼの」

新作初演決定!!

ソングサイクル・ミュージカル

「春はあけぼの」

もしも清少納言とミュージカル作曲家が出逢ったら...

◆公演情報◆

もしも実在のミュージカル作曲家6人が、平安時代の歌人 清少納言と出逢い、その詞に作曲したなら...

BHSミュージカル研究所は、2021年2月の新作ソングサイクル・ミュージカル「春はあけぼの」初演を決定いたしました。

各人の音楽的特徴="ぽさ”を再現した作曲と、史実を基にした「ミュージカル作曲家史」を講師・ゲストによって大胆にお届けします。

 

作曲家の脳内を垣間見る、新しい表現のかたちとして、お楽しみください。

◆キャスト・スタッフ◆

 出演 

tekkan

杉浦奎介 

谷本喜基(BHSミュージカル研究所講師)

向笠愛里(BHSミュージカル研究所講師)

 

スタッフ

構成・演出:宮野つくり

   詞:清少納言

   作曲:大部胡知(BHSミュージカル研究所代表)

   音響:岡田 悠

照明・舞台:池亀誠一郎

 宣伝美術:辻田留菜

企画・制作:BHSミュージカル研究所

 制作協力:バスタInc. 

   協賛:日本ミュージカル学会

◆使用楽曲◆

春はあけぼの A.ロイド=ウェッバー版(7月初演)

   S.ソンドハイム版(8月初演)

    R.ロジャース版(10月初演)

    J.カンダー版(11月初演)

    S.シュワルツ版(12月初演)

    G.ガーシュウィン版(書き下ろし)

    B.パセック&J.ポール版(書き下ろし)

 

 「#BHS_春はあけぼの」シリーズは、2020年7-12月開催の講義シーズンにて、各回講義内容の検証を兼ね、研究成果として発表しているオリジナル楽曲です。YouTubeチャンネルにて順次公開しています。

*講義シーズンで取り上げた、A.メンケン版は使用しません。

 

Zoom講義シーズン

『ミュージカル作曲家たちの 音個性』

◆詳細情報◆

公演日程、会場、チケット詳細は追って発表いたします。

◆クリエイティブスタッフ コメント◆

本作のプロット・音楽内容の構築にあたって、宮野つくり氏(構成・演出)と大部胡知(作曲)の間で、ブロードウェイ劇場史や作曲家伝記・インタビューなどの資料研究を実施します。

宮野つくり(構成・演出)

脚本・作詞家。MerryCreation合同会社代表。大学在学時にミュージカルプロデュース団体 MerryCreationを立ち上げ、2018年に法人化。以降「Note」「金平糖1.0」など、全ての作品で脚本、作詞、演出を担当する他、外部に提供も行う。最近では、国を超えたクリエイターでソングサイクルミュージカルを書く「WeSongCycle」プロジェクトに参加。また、日本デザイン福祉専門学校を始め、自社スクールや企業などでミュージカルの指導も行う。

 

私は「もしも」の話が大好きです。もしもK-POPアイドルデビューすることになったら、もしもツチノコを捕まえたら、と毎日「もしも」に想いを馳せては、必要のない一喜一憂をしています。

そして今回は、「もしも清少納言とミュージカル作曲家が出逢ったら」です。平安時代を代表する女流文学者と、ミュージカル史を彩ってきた作曲家の出逢いなんて、ツチノコの話よりずーっとロマンティックですね。この「もしも話」を皆さまと出来ることを楽しみにしています。

大部胡知(作曲・BHSミュージカル研究所代表)

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。主にミュージカルの作編曲・音楽監督などを務める。音楽監督作品に『SHE LOVES ME』『A CLASS ACT』(片島亜希子演出)『HOMEMADE FUSION』(竹上悟史演出)、作曲作品に『29歳、23時』『30歳、0時』(平戸麻衣演出)がある。音楽大学受験生への作曲・ソルフェージュ指導のほか、大学機関での講義・研究活動や、ラジオ番組への出演など。これまでに、作曲を小鍛冶邦隆、三瀬和朗、ピアノを中井正子、ミュージカル音楽をケルヴィン・トムソンの各氏に師事。Twitter_ @KdKoharu

 

「ドヴォルザークのスタイルで編曲した A.メンケンの『カラー・オブ・ザ・ウインド』」

イギリス人作曲家、D.フレイザーが編曲・指揮する「スタイル作曲」アルバムと出逢ったのはつい最近のことです。自分でない作曲家のスタイルを再現する、というちょっと不思議なアプローチについて、遥か遠く先を行く大先輩です。

コロナ禍のさまざまな制約の中で、団体として実施可能な表現方法として講師・スタッフ一同知恵を絞った結果が「春はあけぼの」スタイル作曲でした。消去法的な発想からスタートしたこのプロジェクトが、こうして新たな展開を迎えられることをとても嬉しく思います。このアイデアに賛同してくださった宮野つくりさんをはじめ、さまざまな可能性をご教示いただいた皆さまに感謝しつつ、公演まで約半年間、研究に邁進してまいります。